収穫の秋

私達めだか舎の灯りは自然の素材にこだわって作っています。

和紙の原料は埼玉県の小川町産。

小川町は和紙の町として有名ですが、有機農業のメッカでもあります。

そんな小川町で有機ワインを作っている武蔵ワイナリーさん。

実は私達の灯りは、こちらの葡萄の蔓をいただいて作っています。

今、武蔵ワイナリーさんではヤマソービニオンという葡萄を

収穫していると聞いて、お手伝いに行ってきました。

ヤマソービニオンはデラウェアくらいの粒の大きさですが、

巨峰のような力強い色をしています。

「食べていいですよ」と言われたので一粒口に入れると、

甘くてかすかに渋みを感じました。濃い味です。

これは良い赤ワインになりそうです。

下草もきれいに刈られ、整備された葡萄棚には見事な葡萄が鈴なりです。

今年は予想以上の大豊作との事でした。

武蔵ワイナリーの社長、福島さんに教わりながら、

傷つけないよう摘果し、未熟果や潰れた実などを取り除きます。

初めてなので丁寧に作業しました。

2人でコンテナ5箱分、なので多分50kgくらい収穫したでしょうか。

プロのお二人の足下にも及びませんが、

こんなに葡萄を採り放題したのは初めてで楽しかったです。

日本の気候で葡萄を育てるのは色々とご苦労があるそうです。

まして有機の場合は余計手間ひまがかかるはずですから、

本当に並々ならぬご苦労だと思います。

お話をしていても、とても穏やかで優しい福島さんと宮嶋さんですが、

人にもワイン造りにも大きな愛と情熱を持って向き合われているのが

伝わってきました。

今まで私は、作りたい灯りのイメージにピッタリの素材だからと、

使わせて頂いていた葡萄の枝ですが、

これからはより幸せを感じながら灯りを作れそうです。

今回は収穫という一番楽しい作業をお手伝いさせていただいて、

本当にありがとうございました。

 

そして今週末のワイン祭りも盛況となりますように。

武蔵ワイナリー   第4回 小川のワイン祭り

9/29(土)30(日)at 埼玉県伝統工芸会館